「慢性的に背中が張っている」(50代女性)

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来院までの経緯

3年前に起床するときに背中を痛め、激しい痛みがあった。その際に整形外科を受診したが、特に診断名がつくことはなかった。そこから2週間に1回ほど整形外科にてリハビリを兼ねた運動指導を行っていた。そして痛めてから3年たった現在、痛みは減少していて、寝起きや仕事中に背中が張ることが気になっている。

検査と所見

  • 姿勢的に猫背と巻き肩が強い
  • 胸椎の可動性は低下傾向
  • 筋力検査では、腸腰筋と腹斜筋、中殿筋に弱化傾向がみられる
  • アッパークロスの傾向が顕著にみられる

施術と経過

体幹の安定性が悪く、デスクワークの仕事も重なり、アッパークロスの傾向が強くなったことで今回のような張りが続いていると思われる。なので、初回は症状に直接関係していると思われるアッパークロスの問題をとることと体幹の筋群が働きやすいように骨盤と股関節の調整も併せて行う。施術後には張りは感じなくなっていたものの、慢性的な症状なので、施術を継続していただくように伝え、2回目以降は体幹の安定性を高めるためのホームエクササイズの指導も併用して施術を行った。慢性的な症状は体幹の不安定性など体についてしまった癖や習慣によって症状を作り出してしまうことがあるので、その問題の改善も目指していく。

慢性的な症状についての考察

今回の背中の張りや首肩こりなどの慢性的に起こりやすい症状は、実際に症状のある背中や肩に原因があることはあまりないように思います。今回のケースのように体幹の安定性が悪くなっていたりすると、自然と背中も丸くなりやすくなり、肩も上がりやすくなるので、体についた悪い習慣と癖に加えて体に起きている筋肉や関節の機能を改善しなければなりません。なので、習慣や癖を放っておきながら、マッサージでつらいところをちょっと緩めようというのでは、すぐに元に戻ったり、望む結果が出ないのです。

もし、慢性的にお悩みの症状があるのなら、専門家の方に一度、体の機能面での悪い習慣や癖がないかチェックしてもらい、併用して施術も受けられると改善に向かうことが多いと思います。是非一度お近くの専門家の方へご相談してみてください。

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